探偵事務所 大手
探偵事務所は大手に依頼する方が良い?メリットは何なのか?
顧客心理で言いますと、なんとなく大手企業に注文を依頼したり、ものを買ったりしたほうが安心できそうな気がしますよね。
探偵業界では一体どうなのでしょうか?
当社は大手とは言えませんが、同じ業界で働く者の視点から大手探偵事務所・興信所について書いてみます。
大手探偵事務所とは?
そもそも「大手の探偵事務所」の条件とは、どんなものがあるのでしょうか。
- 従業員数が多い(100人前後)
- 支店数が多い(10社前後)
探偵事務所や興信所は少人数で営業する会社や個人探偵事務所で多くが占められています。
その中で従業員100人前後、ちゃんとした支店が10社前後もあれば、他社と比較して大手と言えるのではないでしょうか。
このような条件によらず、大手の探偵事務所だと思ってしまう例には以下のようなものがあります。
- メディア出演等の宣伝や広告の規模が大きい
- 大手の探偵事務所であると自ら謳っている
- フランチャイズ経営をしている
資金さえあればどこの会社でも大きく宣伝することができ、規模を大きく思わせることはできます。
業績がなくても資金力のある会社ならば大々的に宣伝する例があります。
また、大手であると自ら謳う探偵・興信所の例も見られます。
しかし、探偵業界には人が足りない時などにフリーで活動する探偵に下請けで任せるケースがあり、大手と自称していても正社員としての探偵をほとんど雇っていないかもしれません。
また、全国展開しているように見えても、実態はフランチャイズ経営であるというケースがあります。
フランチャイズ経営はいわゆる大手企業とは少々違うように思います。
各店舗にそれぞれオーナーがおり、独立採算制となっているからです。
それぞれの探偵事務所がみな同じ名称を使用しているため大手に見えるだけとも言えます。
大手探偵事務所に依頼するメリットとは何なのか?
一般的に大手に依頼する一番のメリットは「安心感」だと思います。
例えば、素性の知れない小さな会社から製品を買うよりも、名前を聞いたことがあるような大きな会社に注文したほうが安心に思えますよね。
果たして、探偵業界の大手に安心感はあるのでしょうか?
過去に依頼者から料金トラブルの集団訴訟を起こされた探偵事務所があります。
はっきりしている実例の一つですが、大手と言われる某探偵事務所です。
「大手」としての規模や体裁を保つためには、おそらく他社よりも多くのお金が必要となるでしょう。
ですので、こういった料金トラブルが起こりやすくなると考えられます。
大手探偵事務所の致命的デメリット
上述したように、大手の看板に必要な多くの従業員を養うには、それだけの人件費が必要になります。
大手探偵事務所の考えることとしては、その人件費の確保のために多数の依頼をこなす、もしくは利益を大きくすることが挙げられます。
しかし、浮気調査には尾行・張り込みなど1件ごとに調査員の実働が必要となるため、調査員一人一人が多数の依頼を同時にこなすことは不可能です。
一方、実際に御依頼者一人の調査に関わるであろう従業員は数人がいいところでしょう。
数人いれば十分であり、大手探偵事務所のその他多くの従業員はその仕事に関わることはありません。
つまり、実際は調査に関係ないその他多くの従業員の人件費が調査料金を上乗せする状況になりがちであり、これは大手の致命的デメリットと言えると思います。
このようなことから、探偵事務所は必ずしも大手である必要はないのではないか?と当社は考えております。